2009年12月04日

国家による誹謗中傷

東西冷戦時代は、さかんに東側と西側の「誹謗中傷」合戦が行われた。現在も朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は日本・アメリカ合衆国・大韓民国の政府を、中華人民共和国(中国)は中華民国(台湾)を、台湾は中国を誹謗する放送を行っている。

これらの放送で「誹謗中傷」する対象はあくまでも相手側の政府であり、相手側の国民ではない。相手国側の一般市民に対し、その政府がいかに非道であるかを伝え、体制変革を呼びかける、というスタンスで行われていた。

言論の自由の名目下でしばしば誹謗中傷が発生している。マスコミによる誹謗中傷は訂正に応じる事が少なく、かつ一度報道されると訂正報道を行っても名誉回復が困難なのが特徴である。テレビの場合、放送倫理・番組向上機構を介して訂正を求める事が出来るが、重大案件とされる件のみ審議される上強制力もなく、13名の調査役全員が放送局および民放連からの出向者・放送局OBと、ほぼ身内という構成からに客観性に乏しいのではないかと批判されている。新聞の場合、日本では匿名記事が原則であり第三者機関も存在しない。従って自社による検証・処分が行われるにとどまり客観性に乏しく、時に虚偽報道を伴う。
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インターネット上での書き込みは自分の意見を発することの敷居が他のメディアに比べ格段に低く、また対話する相手の生の感情を読み取る材料が少ない。そのため、相手の事を配慮せず、安易に高圧的な言葉・アスキーアート等を掲示板やホームページで書き込む人物が数多く存在し、誹謗中傷・名誉毀損が頻繁に発生している。人物の姿が見えない事を悪用するのは荒らし行為も同じだと言える。

2009年11月27日

無人宇宙船

通常は有人の宇宙機を宇宙船と呼ぶが、無人にもかかわらず宇宙船と呼ばれる宇宙機もある。

マーキュリー計画のA-5まで、ジェミニ計画の2号まで、アポロ計画の6号までなどでは、有人飛行のために設計された機体が試験のために無人で飛ばされた。このような宇宙機はとうぜん宇宙船と呼ばれる。

国際宇宙ステーション (ISS) への無人補給船であるロシアのプログレス補給船、ESAのATV、日本のHTVは、しばしば宇宙船と呼ばれる。これらは、有人宇宙船に匹敵する大きさで、与圧室を備え、ISSにドッキング中は人間が中で活動することもできる。特にプログレスは有人宇宙船ソユーズの無人化であり、ATVも有人化構想があるなど、有人宇宙船と共通の設計が多い。

『広辞苑』の以前の版には宇宙船は「宇宙空間の飛行用に造られた容器」とあり、無人補給機のように物資を搭載する宇宙機はこの定義によれば宇宙船と言える。
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特殊なケースとして、小惑星探査機はやぶさが宇宙船と呼ばれることがある。これははやぶさPMの川口淳一郎が積極的に宇宙船と呼んでいたためであり、人類未踏の地に乗り出す長距離飛行を大航海時代の船になぞらえたのだという。

宇宙船はSFの重要な要素であり、非常に多くの作品に宇宙船が登場する。

宇宙は人類が星に興味を持った頃から神話・伝承で扱われてきたことで分かるように、普遍的な関心を持たれてきた。それだけに、この宇宙に出るために必要な装置である宇宙船はSFにとって欠かせない。ハードSFでは宇宙船の技術的な詳細が記述されることもあるが、他の作品では重要でないとして省略されることが多い。

2009年11月23日

日本酒の製法

日本酒はビールやワインとおなじく醸造酒に分類され、原料を発酵させてアルコールを得る。しかし、日本酒やビールはワインと違い、原料に糖分を含まないため、糖化という過程が必要である。ビールの場合は、完全に麦汁を糖化させた後に発酵させるが、日本酒は糖化と発酵を並行して行う工程があることが大きな特徴である。並行複発酵と呼ばれるこの日本酒独特の醸造方法が、他の醸造酒に比べて高いアルコール度数を得ることができる要因になっている。

日本酒は、次の過程を経て醸造される。
玄米から糠・胚芽を取り除き、あわせて胚乳を削る。削られた割合は精米歩合によって表わされる。

米に含まれる蛋白質・脂肪は、米粒の外側に多く存在する。醸造の過程において、蛋白質・脂肪は雑味の原因となるため、米が砕けないよう慎重に削り落とされ、それにより洗練された味を引き出すことができる。その反面、精米歩合が高くなればなるほど米の品種の個性が生かしにくくなり、発酵を促すミネラル分やビタミン類も失われるので、後の工程での高度な技術が要求されることになる。
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精米の速度が速すぎると、米が熱をもって変質したり、砕けて使い物にならなくなるので、細心の注意をもってゆっくり行なわなくてはならない。吟醸、大吟醸となると、削りこむ部分が大きいだけでなく、そのぶん対象物が小さくなって神経も使うので、精米に要する時間は丸二日を超えることもある。

1930年(昭和5年)ごろ以降は縦型精米機の出現により、より高度で迅速な精米作業が可能になり、ひいてはのちの吟醸酒の大量生産を可能にした。最近ではこの縦型精米機をコンピュータで制御して精米している大メーカーもある。

2009年11月03日

湘南ひらつか七夕まつり

湘南ひらつか七夕まつり(しょうなんひらつかたなばたまつり)は神奈川県平塚市で行われる七夕の祭りである。関東三大七夕祭りの一つ。

開催日程は年度によって微妙に異なるものの、例年7月7日と土日を挟んだ前後数日間に行われることがほとんどであったが(2008年は7月4日?7月7日まで開催)、最終日を日曜日にするため2009年からは7月第一木曜からの4日間の開催になり、開催日が7月7日に被らない年も出てくる(2009年は7月2日(木)?5日(日)の開催)。7月開催の由来は、当時は新暦による開催地がなく注目度が増加することや、飾り物が旧暦の開催地に対し譲渡できる利点がある事などを、当時の戸川貞雄市長が自著で述べている。ただし、例年梅雨が明けきっていないため雨天になりがちで、観客動員上問題視する向きもある。
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七夕飾りは市全体で約3,000本、湘南スターモール(旧東海道本通り)には大型の竹飾りが83本飾り付けられている。七夕飾りは各商店が費用を負担しているため、展示規模の縮小化が懸念されている。一方、市民の竹飾り参加が近年顕著となっている。吹流しなどに電飾がなされており、昼間とは違う雰囲気が楽しめる。仙台七夕には電飾がなされておらず、夜間は片付けられるのに対し、平塚の七夕は夜も楽しめるところが異なる。

2009年10月25日

日本の公務員制度は

日本の公務員制度は職が先にあって人がそれに充当されるという考え方を持っているため、公務員の組織は必ず定員が定められている。そして、特定の職に退職等による欠員が生じたときに、同格の職にある職員を転任させたり、下の格の職にある職員を昇任させたりして補充し、人事異動の玉突きの結果、最終的に欠員となった職に補充すべき人材を募集するために採用試験を行っている。そのため、採用試験に合格した者はいったんは「採用者候補名簿」に登載され、その上で国や地方公共団体の定員補充として採用されることになる。このため、「公務員試験に合格=公務員に内定」ではない。

なお、通常の採用試験では適格者を得がたい場合には、任命権者は、適任者を選考によって採用することも可能である。選考を公開の試験によって行う場合、これを選考採用試験という。
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採用後は守秘義務等を厳正に遵守することが求められる代償として、また権力者の意向によって公務員が恣意的に罷免されることがないようにするため、本人の事情により退職する場合のほか、懲戒または分限処分によらず免職されることはない。

公務員は、「安定している」「リストラの対象にならない」「休みもきちんとある」等の理由から、特に不況時には大学生、高校生に人気の職業となる。

2009年10月15日

魚は水中の少ない溶存酸素を利用するために

魚は水中の少ない溶存酸素を利用するために、鰓という器官を発達させている。硬骨魚類では、鰓は頭部の後方にある1対の鰓蓋骨(さいがいこつ、いわゆるえらぶた)の内側にあり、4対の鰓弓(さいきゅう)という弓状の骨に支えられて存在する。鰓弓からは一次鰓弁が何本も伸び、さらに一次鰓弁上には表面積を拡げるための二次鰓弁が多数存在している。鰓には血管が通っており、外界(海水、淡水)と直接ガス交換を行う。そのため鰓は赤く見える。鰓はガス交換の他にも、塩類細胞によるイオンの排出・取り込みやアンモニアの排泄を行っている。

鰭は魚が泳ぐのに欠かせない手足のようなものであり、ときには地上を這ったり、空中を飛んだりするのにも使われる。鰭は体につく位置により次のように分類される。
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胸鰭(きょうき・むなびれ) - 頭の後方、体の側面に位置する一対の鰭。
背鰭(はいき・せびれ) - 背側にある鰭。種によって数が異なる。
腹鰭(ふっき・はらびれ) - 腹側の肛門より頭側にある一対の鰭。
臀鰭(でんき・しりびれ) - 腹側の肛門より尾側にある鰭。
尾鰭(びき・おびれ) - 体の最も後方にある鰭。
脂鰭(しき・あぶらびれ) - サケなどに見られる、背鰭の後方にある1 つの小さな鰭。
小離鰭(しょうりき・はなれびれ) - サバやマグロなどの尾部に見られる、多数の小さな鰭。
頭鰭(とうき・あたまびれ) - オニイトマキエイの頭部にある1 対の角のような鰭。
胸鰭と腹鰭は左右1 対あり、これらを対鰭(ついき)、それ以外を不対鰭(ふついき)と呼ぶ。また背鰭の数は1 基、2 基、3 基と数え、前から順に第1 背鰭、第2 背鰭、第3 背鰭と呼ぶ。

2009年07月07日

農家にとってネズミを捕るネコは豊穰と富を象徴する生き物

農家にとってネズミを捕るネコは豊穰と富を象徴する生き物だったが、豊穰というものは連続する再生(生産)であり、そのための死(消費)をも意味する。ネコの特徴として、光の量によって大きさの変化する瞳が挙げられるが、これは月の満ち欠けに擬えられた。月もやはり死と再生を繰り返すと考えられていた存在である。後世では、この死を司るという特質が強調されるようになり、中世ヨーロッパでは魔女の使い魔と見做されるようになった。
スキューバダイビングに挑戦!
素肌のエクステ
ゴルフレッスンの日々
こだわりのレストランを探そう!
クラシックのグッドナイト
アロマタイムスイッチ
コスメ・メイク図鑑博士
ひまわりの天気予報
セレブな快適通販・取寄せライフ
キャンプねっと。ファミリー特集!
クリームソーダで保険比較
賢く検定・大好き
首都圏の素敵な部屋
車で行こう!道しるべ
WEBマーケティングノウハウ
フラワーパークで春夏秋冬体験講座
40歳の素敵な出会い
はじめての投資に挑戦
ウサギの人材派遣でお仕事
クロールアイドルNO1
こだわりキャンプ術
うらないカフェの秘密の部屋

イスラム世界では、預言者ムハンマドがネコを可愛がっていたと伝えられており、現在でもネコは好まれる。

なお、現代では野猫(ノラネコ)は野生化したイエネコそのものを指しているが、『和漢三才図会』でタヌキを「野猫」としているように、古くはタヌキをネコと呼んでいることから、ネコとタヌキは民俗学的には同一の存在である。中国では「狸」の字でタヌキのほかにヤマネコの類をも指したので、イエネコを「家狸」とも称した。

2009年06月17日

扉(とびら)、ドア(door)とは一般に建物

扉(とびら)、ドア(door)とは一般に建物、部屋や家、自動車・鉄道車両・航空機などの乗り物の出入り口につけられる建具である。戸(と)とも言うが、扉は開き戸、戸は引き戸の事を指す事が多い。

人や物の出入りを主目的しない建物の開口部は窓に分類される。

扉は、壁の開口部を閉じたり、空間を他と遮断する役目をする。

扉は建具のうちでも人や物の出入りに伴って頻繁に操作される部分であり、そのため開閉には多くの力を必要としない構造上の工夫が凝らされる。その一方で建物の内外を遮断するという目的においては、必要の無いときには開け放たれないよう、ラッチ状の留め金が組みつけられたり、鍵などによって閉鎖する機能を備えるものも多い。

こういった扉の機能は、主に内外を隔てるものであるが、その理由は様々である。一般の住宅・建築物では風雨や動物・望まれない部外者の侵入を阻むものであるが、乗物では逆に移動中に乗っている者(乗員)ないし物(貨物)が外部に飛び出さないようにするためにも設けられる。エアロックのように、内外の気圧差(圧力差)を保持するための扉もあり、これらは建物や乗物を容器とみなすならば、その内外を隔てる一種の弁としての機能を果たすものと見ることも出来よう。
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扉は必要性に応じて、様々な機能性が追加される場合もある。前述の鍵がその最たる例だが、鍵そのものが強固でも扉が簡単に破壊されては閉鎖の用を成さないため、こと衆人が自由に往来する戸外と屋内とを閉鎖する必要性のある扉や内部に貴重な物品を納める扉は強固に補強される。一方で、自動車の扉のように交通事故によって変形しても開閉するという機能が妨げられないよう強化された構造をもつものもあり、また自動ドアのように、自動化され機械的な動力を利用する扉もあるなど、必要に応じて様々な扉が利用されている。

2009年05月31日

渤海の教育制度は唐制に倣ったものであったと

日本に派遣された渤海使の随員のなかに大小さまざまな録事官が設けられていおり、また渤海滅亡後に建国された東丹国に広く博士や助教が設置されていたことから、これら官職に類似するものが渤海にも設置され、それは唐制に類似するものであったことを窺わせる。

また上流階級では女子に対する教育も実施されていた。これは貞恵公主や貞孝公主の墓碑に「女師」の文字があることから推察されている。

これらの教育制度により育成された人材は、一部が唐に留学し、科挙に及第する者を輩出するなど、相当な教育水準を有していたと考えられる。

668年 唐により高句麗滅亡、平壌に安東都護府を設置
高句麗遺民は満洲の営州に強制連行される
671年 唐・新羅戦争始まる
697年 契丹・李尽忠の乱
靺鞨の乞乞仲象、乞四比羽らが東走
唐、安東都護府を廃止
698年 大祚栄、震国建国
705年 大門芸が唐に入侍
唐による侍御史を震国に派遣
安東都督府復活
713年 唐、大祚栄に渤海郡王に冊封
719年 大祚栄卒し、大武芸即位
721年 新羅による東北国境での長城建設
722年 黒水靺鞨が渤海領を通過して唐に遣使
725年 唐により黒水靺鞨に黒水府が設置される
726年 大武芸の弟・大門芸、唐に亡命
727年 渤海、高仁義らを日本に派遣。蝦夷地に漂着したため高仁義等多数が殺害され、残った者が高斉徳に率いられ入京
728年 日本、送渤海使を派遣
732年 渤海の将・張文休、水軍を率いて山東の蓬莱港を占領
733年 唐、大門芸に命じて渤海を攻撃させるが、大雪のため失敗
738年 大武芸卒、大欽茂即位
739年 遣唐判官・平群広成、渤海使とともに帰国
746年 渤海人及び鉄利人1100人出羽国に漂着
資産運用 生活雑貨 老人 墓地 ぜん息 冠婚 資格 地域情報 予備校 海外 エステ 内職 美容室 雇用 防犯 ぜん息 運勢 整体 美容 検定 お土産 専門学校 産業 バスト 信越北陸 ダイエット SOHO ポイント 税理士 結婚 健康 墓石 新築 整体 仏具 学習 結婚 プリスクール 動物園 若返り 豊胸 エステ 金融 引越し 整体 出会い 健康 寝具 ステイ 贈答品

749年 この頃、旧国より中京顕徳府に遷都
755年 この頃、中京顕徳府から上京龍泉府に遷都
762年 唐により大欽茂を渤海国王に冊封
774年 大興から宝暦に改元
777年 日本の舞女11人を唐に献上
779年 渤海人通事、日本の朝廷で鉄利人と席を争う
785年 上京龍泉府から東京龍原府に遷都
790年 新羅、伯魚を渤海に派遣
793年 大欽茂卒
弟・元義が即位するが廃位され、嫡孫が即位
都を東京龍原府から上京龍泉府に戻す
798年 唐により大嵩璘を渤海国王に冊封
809年 唐により大元瑜を渤海国王に冊封
810年 日本からの最後の第15次遣渤海使
812年 新羅が崇正を派遣
813年 唐により大言義を渤海国王に冊封
818年 唐により大仁秀を渤海国王に冊封
821年 王文矩を日本に派遣
826年 新羅、渤海との国境に長城を築く
830年 大仁秀卒、大彜震が即位
咸和と改元
833年 賀守謙を幽州盧龍節度使に派遣
唐により張建章の渤海遣使
853年 張建章が幽州に戻り『渤海記』を著す
860年 李居正を日本に派遣
906年 宰相の烏炤度を唐に遣使
その子の光賛、賓貢に及第
907年 唐滅亡。渤海
911年 大光賛を後梁に派遣
918年 遼に使節を派遣
919年 最後の渤海使を日本に派遣
924年 渤海軍、契丹軍占領中の遼東に反攻
925年 契丹軍、渤海の扶余府に侵攻
礼部卿の大和釣ら100戸を率いて高麗に投ず
926年 契丹軍、上京龍泉府を攻略。渤海滅亡
契丹、渤海故地に東丹国設置。
928年 東丹国、遼陽に遷都
929年 東丹国使、来日
930年 日本との通交が絶える
以降、東丹国が史料から消滅

2009年04月27日

笑気麻酔

笑気麻酔(しょうきますい)は、医療用ガスの一種である笑気ガスと医療用酸素を用いた全身麻酔。笑気は亜酸化窒素の別名である。笑気の語源には亜酸化窒素を用いた手術中に麻酔に拠って弛緩した患者の表情が笑っているように見えたからという説が有力である。

麻酔、亜酸化窒素の項目も参照されたい。

笑気は、1772年にイギリス人化学者ジョゼフ・プリーストリーによって発見され、1795年にハンフリー・デービーによって麻酔作用があることが証明された。ところが1845年、アメリカ人歯科医師ホーレス・ウェルズが笑気を用いて公開で麻酔を行ったが失敗に終わっている。

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現在の笑気麻酔
笑気は麻酔ガスとして知られているものの、単独で用いるだけでは人を完全に麻酔することができない。具体的には、麻酔薬の効果のものさしとなるMAC値(Minimum Anesthetic(またはAlveolar) Concentration;最小肺胞濃度)が、笑気では100%を超える。(1気圧のとき)これは、たとえ100%笑気を吸入させたとしても人を完全に麻酔することはできないことを意味する(実際は100%笑気を吸入してしまうと酸素が全く吸入されないことになり、非常に危険なため行ってはならない)。

しかし、笑気には鎮痛効果が強いという利点がある。その強さは他の新しい麻酔薬よりもむしろ強いほどである。そのため、現在の麻酔では笑気は単独で麻酔に用いられることは少ないが、他の麻酔薬と併用して鎮痛効果を期待する麻酔補助薬と位置づけられている。

笑気麻酔は全身麻酔に幅広く行われる。しかし、笑気は腸管などの閉鎖空間に移行しやすいため、腸管穿孔、気胸、眼科の患者では使いにくい。 また肺動脈圧や脳圧も上昇させるため、心臓外科や脳外科の手術でもあまりもちいられない。